はじめに
今回は、「ゼロから作るDeep Learning❶」という本を読んで、その中でも簡単な誤差逆伝播法をScratch3.0で再現してみました。
これをもとに、今後、バッチ版Affineレイヤの誤差逆伝播法もScratch3.0で再現してみようと思います。
他にも、Scratchで作品を作っています↓
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作成したプログラム
作品説明
- apple、apple_num、taxの値を変更可能
- 赤色の矢印が順伝播
- 青色の矢印が逆伝播
- appleなどの変数がどの部分にどれだけ影響を与えているかが計算されて表示されています
誤差逆伝播法とは
誤差逆伝播法というのは、ニューラルネットワークのパラメーターの勾配の値を効率的に求める効率的なアルゴリズムです。
誤差逆伝播法について詳しく
バックプロパゲーション - Wikipedia
なぜ誤差逆伝播法が早いのかについて↓
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はじめに今回は、「ゼロから作るDeep Learning」という本を読...
プログラム解説
メインループ
- 各変数の初期化
- mul_apple_layer(順伝播)&mul_tax_layer(順伝播)の実行
- back_1(逆伝播)&back_2(逆伝播)の実行
- back_1=mul_tax_layer
- back_2=mul_apple_layer
mul_apple_layer(りんごの個数から価格を計算するレイヤ)
- mul foward 関数
- 順伝播の処理
- backward 関数
- 逆伝播の処理
mul_tax_layer(消費税の計算レイヤ)
- mul_tax_layerとほぼ同じ
- 伝播していく変数が違うだけなので、使っている関数などは同じ。
まとめ
- Scratchでも誤差逆伝播法は再現できた
- 簡単な誤差逆伝播法だと少ないブロックでも作れた
- 変数をいじることができて、リアルタイムかつ視覚的にわかるので面白い
今後について
- Affineレイヤの誤差逆伝播の実装、バッチ版Affineレイヤの誤差逆伝播の実装
- レイヤのプログラムをどうやって綺麗に書くか課題
- Pythonのようなオブジェクト指向ではないため
- 今回のプログラムはPythonのオブジェクト指向のコードに似せたが、なかなかオブジェクト指向っぽく書くのが難しい…
- PythonのNumPyのような演算ライブラリの自作について
- ベクトルや行列の演算はできているが、少し使いづらい部分や、冗長化している部分があるので、どうにか綺麗にしたい
- とにかくコードを綺麗にしたい
- (大規模なニューラルネットワークになるともうぐちゃぐちゃになっちゃうので)
最後に
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